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SHARBO X 傑作です [日々の色々]


21日に東京国立近代美術館で柳宗理の展覧会等を見た後、銀座伊東屋に立ち寄ったところSHARBO Xが先行発売されていた(この日の私の動向はここをご覧あれ)。マルチペンコレクターとしては当然買わなくてはいけないのだが、あまり日本の文房具を好まない私はどうしたものかと。しかし悪魔のささやき(ささやいたものは善行とのたもうた!)に負け購入。なかなかどうして素晴らしいマルチペンだった。今のところマルチペン史上の最高傑作といってもいいだろう。
SHARBO Xの詳しい説明はこちらのホームページをごらんいただくとして、私なりにその特徴をまとめると次のようになる。

1.シャープペンメカニズムが交換可能。
 マルチペンの構造からくる問題として、ペン先のガタつきがある。このガタつきはシャープメンメカニズムには致命的で、ガタつきからくる振動で芯が折れるのがマルチペンの最大の欠点だった。このモデルはほとんどガタつきがないため、0.3mmというメカニズムも採用することができている。そして素晴らしいことに、0.3mm、0.5mm、0.7mmから好きなサイズを選べるようになっている。今まで手帳を書き込むために0.3mmが使いたかったけれどという人や、筆圧が高くて0.7mmを使いたかったという人には待望の機能だ。
 0.3mmは今まであまり優れたマルチペンはなかったが、0.7mmはラミーの4PEN、ロットリングアルトス、ACME 4FPなどのなかなかのマルチペンがあって、それにこれが加わることで選択の幅が広がった。

2.ロータリーシステムの採用
芯を切り替える方法にロータリーシステムとノックシステムがあり、シャーボは常にロータリーを採用している。ロットリングはノックシステムの代表的な例である。ロータリー式はノック式に比べて2つ利点がある。まず本体後部に消しゴムをつけることができる。そして自分の好みの芯の配列にすることができるの2点である。特にZEBRAのこのロータリーシステムはなめらかで使い心地が良い。

追加
ロータリーにはもう1点いい点があることに気づいた。それは色を切り替えるときに音がしないということである。会議や講演会等であまり音をたてたくない時にはこちらのタイプがノックよりもはるかに具合がいい。

3.ジェルリフィルの採用
油性もあるのだが、ジェルタイプの4Cカラーボールペンリフィルも同時に発売されていてこちらが要注目。今までは一般的な油性ボールペンリフィルしかなかった4C規格だが、PILOT のHITEC-CやOHTOのニードルタイプと合わせて格段に4Cリフィルの幅が広がった。

以上の3つの特徴とこれまでのゼブラ製品にはない垢抜けたデザインも相まって極上のマルチペンになっている。要望とすれば、3+1、できればスタイラスペンも装着したいので4+1といったモデルをできるだけ細身の軸でつくってもらいたい。3+1に関していえばACMEのものが直径8mm程度と一番細い。SHARBOもこれぐらいの細さで出てくればマルチペンとして最高のものになるのは間違いないだろう。


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