今年のベストか? リチャード パワーズ われらが歌う時 [書籍]
『舞踏会へ向かう三人の農夫』や『ガラテイア2.2』もとても面白かった。が、しかし、この『われらが歌うとき』がパワーズの今のところベストではなかろうか。こういうの読んでしまうと、他の小説がつまらなくなってしまって大変。もう、文句なし。特にクラシック音楽好きの人は楽しめると思う。もちろん、そうではなくてもだけれど。素晴らしい文章です。まだパワーズ中毒になってない人はこれから入ってもいいかもしれない。上下刊で量はすごい多いけれど、そして、あっという間に読み終えることができるわけではないけれど(パワーズをアッという間に読むなんて考えられない!)、これが一番読みやすいはず。
2008-09-12 22:16
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